ここからハイパー論理に。
今回から、
新猿の知性36:表現編
に入ります。
目的は、集合論の表現可能性について論じること。
この場合の表現可能性とは、どういうレベルの意味か?
それは、採用する公理的集合論Tに依存します。
Tで許容された論理式で書き下せるかどうかという意味。
この意味で、正確には、
「T表現可能性」
と言うべきです。
今までは、Δ理論ベースで議論を展開してきました。
これは、YJ公理化の伏線です。
この理論では、Termとして{x|φ(x)}タイプの重層構造を許容します。
以後、このTermを採用した論理式で表現できることを
「Δ表現可能性」
と呼びます。