2021年8月28日 (メタアプリの日)
μ’(x)の関数性を用いて、ZF({x|})の論理的矛盾を証明したわけですが。
単なる関数性だけからは
⏀(2)=⏀(ω) ⇒ μ’(⏀(2))=μ’(⏀(ω))・・・(関数)
は導出できずに、内容依存だと指摘しました。
反証として、コードまで持ち出しましたが。
どういう内容なら(関数)が大丈夫かは明記しませんでした。
よって、まずは、この回答から。
簡単ですよ。
一般に、二つの集合a、bと集合関数F(x)に対し、
a=b ⇒ F(a)=F(b)・・・(実体)
が成立する条件は
「aとbを集合実体として扱う場合」
です。
それが“集合関数”という概念の定義です。
それに対し、コードの場合は、aとbを集合実体ではなく、集合表現として扱います。
だから、(実体)が成立しないのよ。
注意:
今まで、何回か、集合の
「実体 vs 表現」
問題を論じてきましたが。
大事な論点だと判ったでしょう。
ところがね、再度、大逆転が起きて。
{1,0}コードで生成される言語が集合実体として扱われ出すのよ。
それが、TMの世界です。
分かってきたかな、「P vs NP」問題の難しさの本質が。 ┤
但し、μ’(x)は途中でコードを使っています。
だったら、(実体)は言えないのでは?
言えますよ。
途中経過によらず、Fを関数として見て。
入力a、bが集合実体として扱われたら大丈夫。
で、μ’(x)の場合は、無事、集合実体を扱う関数です。
何を言ってるのか分かるかな、脳タリン。
内容考えて御覧。
コードを使わず、μ’(x)は定義できるのよ。
このため、伏線として、
「私の証明手法はゲーデルの不完全性定理とは無関係。」
と示してきたのよ。
その深謀遠慮が分からないわけだ、キョトン猿には。
念の為、後に、コード使わず証明実行してあげます。
さて、ここからです。
ZF矛盾の論証で使った
(ZF(#’)-(ω))SET(⏀(ω))・・・(1)
が偽だという判定ですが。
これの大前提が
(ω)はZF(#’)-(ω)から独立・・・(2)
という事実。
この性質は何処で証明可能か?
モデルのV(ω)使えばOKですが。
それではZF-(ω)+(ω)ベースになります。
ZF-(ω)+¬(ω)・・・(3)
ベースの議論に対し、それでは拙いと思うカモ。
議論の出発点において(ω)で相克するからですね。
これが脳タリンの分析ですが。
しかし、その考え方が間違いなの。
この導入部から、本論に入ります。