2021年3月28日 (V(ω)の日)
前回の証明で、
「ZF(#)SET(x) vs “ZF(#)SET(x)”」
について軽く触れておきました。
両者とも、メタ命題の表現と見ることもできるし。
ZF(#)SET(x)を命題自体と見ることも可能ということで。
要は、その文脈で、どう解釈するかの問題。
いずれにせよ、λ(x)はメタ命題の真理値関数であり。
ZF(#)SET(x)は集合入力の
「メタ命題生成関数」
です。
ゆえに、コード前のメタ命題
ZF(#)SET(⏀(2))・・・(1)
が、λ(x)の変数xへの本来の代入対象です。
だからと言って、コード結果
“ZF(#)SET(⏀(2))”・・・(2)
をλ(x)の変数xに代入するのは違法というわけではあらしゃいません。
(2)は、かみまでも、(1)のコード表現であり。
この意味では、表現としてのZF(#)SET(⏀(2))と同等なのです。
実体と言っても、何かで表現しないと、把握できないでしょう。
その表現法の相違レベルの話です。
有名なヒルベルトの幾何表現を思い出してね。
こういう話題は、数学者にもアルゴリズム屋にも、共に効くのよ。
この意味では、コードは余分なのですが。
何故、コードを導入したのか?
理由の一つは、すでに指摘しましたね。
メタ命題ZF(#)SET(⏀(2))の表現可能性を確認するためです。
なにせ、ZFはシェーマですから。
それでも、独立性の証明は有限回の作業で終わるので。
この方面の確認は、謂わば、オマケ。
実は、他にも、重要な目的があったのですよ。
前回の内容が簡単に見えた猿も多いはず。
何故、仰々しく、関数なんて強調したのか?
その伏線の真意が、今回判明するという筋書き。
ここから、今回の本論に入ります。